Letter from Chris

　皆さん、こんにちは！クリスです。

　新しい一年が始まって、あっという間にひと月あまりが過ぎ去りました。ここで改めて、僕たちにとって最も強力なツール「ゴールセッティング」についてお話します。

　去る一月に、今年達成したい目標を具体的にでもぼんやりとでも考えた方がほとんどでしょう。僕もまた例に漏れず、年始にゴールセッティングを行いました。しかし、このゴールセッティングは曲者で、常にいくつかの悩みを僕たちにもたらします。

• やりたいはずだったことなのにモチベーションがたった数日ともたない。
• 頑張っているはずなのに達成できる見込みが立たない。
• やりたいことに対して時間がまったく足りない。
• そうこうしているうちに四方八方からタスクが降り注ぎ、“いつも通りの日常”に引き戻されていく…。

　これを繰り返せば繰り返すほど、僕たちの心は罪悪感に苛まれ、誰かと比べては落ち込み、少しずつでも確実に自信を失うようになります。実際に僕もゴールセッティングについて無知だった頃、まさにこのような経験を繰り返して、焦りと自己嫌悪でいっぱいになったことを今でもよく覚えています。

　しかし、今回ご紹介するゴールセッティングの方法に切り替えてから、大した努力や決意がなくとも小目標を確実にクリアできる。根を下ろすように自信は育まれ、日々の取り組みを心から楽しめるようになりました。

　ゴールセッティングは人生のあらゆる面を理想に近づける強力なツールです。しかし、正しい使い方を理解しないままチャレンジを続けると、「もっとこうしたい」という気持ちに現実が追い付かず、そのうち目標そのものが重くのしかかり、自分を信じるというパワーすらも失ってしまいます。

　ゴールセッティングの正しい使い方を知らないがために、目標に振り回されて辛い思いをしたり、「どうせこんなことをやっても無駄だ」と投げやりになってしまっては、せっかくの機会も棒に振ってしまいます。

ほんの一ミリの変化をつけるだけで、自然に自分を動かせるようになる

　それとは対照的に、ゴールセッティングを上手く使いこなせるようになると、ひと月み月と、時間が経つほどにその絶大な効果を実感するようになります。

　努力やモチベーションに依存していた頃の辛さからは解放され、ほんの一ミリの変化をつけるだけで自然と自分を動かせるようになり、まるで梃子の原理が働くように、小さな力で大きなものを動かすことができるようになります。

　やりたいことをやるだけの時間が足りないという悩みも、正しい手順に則って物事を進めていけば、それが問題の本質ではないことに気がつくでしょう。ゴールセッティングのコツさえ掴んでしまえば、自分に許された時間の中で変化を起こし、やがては心から望むゴールに達することができます。

　そしてこれは最も大切なことですが、自分自身の明確なゴールを持ち、それを達するための知識を身につけ歩を進めると、近い将来に訪れる良き変化に確信が持てるようになり、自分を信じる力を取り戻し、言葉にできないような充実感から精神面もどんどん安定していきます。

時代の節目にこそ確実性を発揮する、ゴールセッティングのスキル

　僕たちはこの数年間、COVID-19のパンデミックに始まりウクライナ侵攻や中東問題、さらには生成AI時代の幕開けとさまざまな変化の中に置かれ、まさに時代の節目を生きています。こんな時代だからこそ、自分の中に軸を持ち、確実性のある何かが必要と感じる方も多いのではないでしょうか。

　このレターの冒頭でもお伝えしましたが、ゴールセッティングは適切に扱えなければ、気が滅入るような努力やモチベーションが必要になります。しかし、これに関わる知識を一度身につけてしまえば、小さな力で自然に行動できるようになり、自信を育みながら、あなたが心から望んでいるゴールを一つずつ達成していけるようになります。

　実際に僕も、35歳の頃ほとんど自信もなく、周りからも無理だと言われ続けてきましたが、ずっとやりたかったことをビジネスにして会社を立ち上げ、数十万レベルのメディアを持ち、念願だった書籍出版も叶いました。プライベートも同様に、住む場所やライフスタイル全般はより良くなり、大好きな家族と過ごす時間を大切に出来るようになりました。

　是非、皆さんにもこのゴールセッティングの素晴らしさを知ってもらい、キャリアやビジネスの発展、そしてご家族のために役立てていただければ幸いです。